■「思ってるより、うちの家族楽しくない」

 松本が「いわゆる今の親ガチャのやつじゃん。大当たりみたいな」と言うと、Hiroは「そうです、そうです」うなずき、「思ってるより、うちの家族楽しくないから」とキッパリ。Hiroは、「外側から見ると、まあちょっと華やかなっぽく見えるんじゃないですか、やっぱ」「でも結構正月とか殺伐としてるんですよ、ウチ」と、真顔で森家の実情を暴露。いわゆる普通の家庭にあるほのぼのとした雰囲気はなく、「みんな面接のときみたい」な独特な緊張感があると説明した。

 同番組の前身『ダウンタウンなう』(同局系)のナレーションも務めていたため松本とも懇意の母親の昌子について、松本が「お母さん明るい人じゃない?」と聞くと、Hiroは、「明るいんですけど、基本的に何しゃべってるかよくわかんなかったりするんですよ」「明るすぎて“ワーッ”ってなっちゃってるんで」と苦笑い。松本も、「明るすぎて見えないってあるもんね。真っ白っていうね」と昌子をイジっていた。

 Hiroは、今年1月放送の『ダウンタウンなう』に出演した際にも、森家の厳しいルールについて語り、幼い頃はカップラーメンや炭酸飲料が禁止されており、それでもインスタントものが食べたかったHiroはラーメンではなくカップスープをこっそり買って自室に隠していたところ、何かを察知した進一が突然自室にやってきて、隠していたカップスープを発見。激怒した進一が家族会議を開き、当時Hiroが小学校低学年だったため「一人で買えるはずがない」と手助けした犯人探しが行われたという。

 Hiroの協力者は森家の運転手だったが、それがバレたらとんでもないことになると思っていたところ、昌子が代わりに名乗り出たことで、場が収まったこと振り返っていた。

 現在Hiroも兄のTakaも、親とは違うジャンルの音楽でそれぞれの力で成功している。恵まれた環境だったかもしれないが、常人にはうかがい知れぬ苦労も多かったようだ。

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