■松岡に似すぎたばっかりに…

「1000匹のエビから特に活きがいいのを“EBI48”と称して約50匹選抜し、より広い環境で飼育。原産地メキシコでも希少な18cmという大物に育て上げたんです。そして、DASHカレーの材料候補として、20年3月1日放送回で改めて試作品カレーを作ったんですが……」(前出の女性誌記者)

 松岡のバナメイエビは「バインバインですね。プリプリじゃなくてバインバイン。そして甘い」とされるほどの絶品だった。しかし、皮肉にもエビを最高級に育てすぎたばかりに、悲劇が待っていた。

「個性が強い。好きでもエビを捨てなきゃいけない時もあるのよ」

 と、隠し玉としてカレー企画の現場に持ち込んだ際に、TOKIOでも抜群の味覚を誇り、カレー企画を主導していた長瀬が、松岡入魂のエビをバッサリと切ってしまったのだ。

「バラードの曲なのに、すごい激しい音を出しちゃうみたいな」というたとえに、松岡も「俺か……」と納得。個性が強すぎ、カレーには使えない、という結果に終わってしまったのだ。

「あくまでカレーには不合格だっただけで、エビそのものは最高。そのため、昨年4月5日放送の特番『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組NO.1決定戦2020春』(日本テレビ系)で、松岡は銀座の名店『近藤』で働く “天ぷら界のレジェンド”と呼ばれる店主に弟子入りし、極上の“バナメイエビ天丼”を作り上げたので、無駄にはなることはありませんでした」(前同)

 そんな思い出の詰まった養殖企画が、今回いよいよ完結することになる。

「思えば“DASHカレー”の企画は、18年3月に山口達也(49)が不祥事で緊急降板して4人体制になってから初の企画でもありました。そして、今年3月には長瀬が円満とはいえTOKIOを去った……。バナメイエビ養殖プロジェクトの完結は、すなわち長瀬がいた頃の企画の1つが終了したということ。そう考えると、やはり少し寂しいですね」(前同)

 長瀬との思い出に、また1つ区切りがつくことになりそうだーー。

  1. 1
  2. 2
  3. 3