■ファンからは「犯罪したわけじゃないんだから」の声も

 5番目には、2010年放送回のHey!Say!JUMPの『Ultra Music Power』の映像が流れた。

「この当時グループには、2011年に喫煙写真が報じられて活動休止となり、2014年にジャニーズ事務所を退所した森本龍太郎(26)も在籍していましたが、今回の放送で森本の顔が確認できる映像はいっさいありませんでした。

 Hey!Say!JUMPの後には、KAT-TUNの『Keep the faith』の2011年と2013年のパフォーマンスをミックスしたものが流れました。ここでも度重なるルール違反を理由に2013年に退所した田中聖(36)、方向性の違いを理由に明確な説明がないまま2016年に退所した田口淳之介(35)が在籍していた当時の映像が使われていたものの、2人の顔が確認できる場面はありませんでした」(前出の女性誌記者)

 夕刊紙デスクは言う。

「今回の放送で山口以外にもカットされた、渋谷、錦戸、山下、手越、森本、田中、田口の7人は、不祥事があったり、事務所と揉めたり、決して円満退所とは言えない形で辞めた面々ですよね。

 ジャニーズ事務所サイドが、彼らを消してほしい、などと番組に指示を出すことはありえないでしょう。ただ、日テレサイドでジャニーズへの強い忖度が働き、山口を含めた8人の“揉めた退所者”が、編集で見事に消されてしまった、ということでしょう」

 退所者が映らない過去の映像に対しては、「何?どうやらベスアに抜けたメンバー写ってない? 亮ちゃんとすばるだけ? 綺麗に編集されてるって? 上等じゃねぇかゴラァ!」「別に元いたメンバー写して良くない? 犯罪したわけじゃないんだから」「ベスアの恋のABOきれいに3人に編集されててなんだかなぁ。良いじゃん、6人映したって」といった反応がネットにも寄せられていた。

「いつのVTRを使っているかを番組でははっきりと表記していたから、その当時誰がいて、誰が消されたかファンには丸分かりになってしまう。

 応援しているグループの過去の映像が流れる貴重な機会で、楽しみにしていたファンも多いでしょう。なのに露骨なまでに強引な形でカットされてしまった。警察沙汰を起こしている山口や田中、田口は仕方ないような気もしますが、そうではない人も消されてしまった。そのことに憤りを感じるファンから怒りの声が上がるのは無理もないでしょうね」(前同)

 豪華アーティストたちの祭典となった『ベストアーティスト』だが、一部の視聴者にとっては残念な放送になってしまったようだ。

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