■「何があっても押さえつけてもらえる」「中村倫也くんの受け方もすごく巧かった」

『サイレントトーキョー』映画のパンフレットでは、お互いについて、次のように語っていた。

中村「西島秀俊さん演じる世田とのアクションシーンでは、何があっても押さえつけてもらえるだろうと、思い切り先輩の胸を借りて、安心して暴れさせていただきました」

西島「アクションチームの殺陣の付け方から安全対策まで、俳優が思いっきり動ける状況を作っていただいたおかげです。中村倫也くんの受け方もすごく巧かった。アクションシーンはやられる側が巧いことが決め手ですから助けてもらいました」

今回の『BLAC SUN』は必然的にアクションシーンが増え、息の合った芝居を期待したいものだ。

「また、最近の西島のヒット作が今年11月に劇場版が公開されたばかりの『きのう何食べた?』(テレビ東京系)という、内野聖陽(52)演じる恋人との同性カップルのほのぼのした料理ドラマだったこともあり、今回の『BLACKSUN』もバディ感というか、ほんのりとしたBL感に期待する人もいるかもしれませんね。

 ちなみに、仮面ライダーでは19年にネット配信作品『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』で、男同士がベッドで肉体関係を結ぶ描写がありました。今回の西島・中村という大物キャストの抜擢もそうですが、つねにファンの想像のはるか上を行くのが、『仮面ライダー』。『BLACK SUN』も、多くに期待したいですね」

 筋肉質で、アクションシーンも多く手掛ける西島。穏やかだが、どこか陰のある表情をさせるとバツグンにうまい中村。

 対照的な2人が繰り広げる、「バディ関係」に早くも期待大だーー。

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