■「日本中が尾形から勇気をもらった」

 スタジオで見守っていたダウンタウン松本人志(58)は「諦めないねぇ」、浜田雅功(58)も「すげぇなぁ」と感心。尾形以外の4人には6時間が経過したところで、これが『水曜日のダウンタウン』の説の検証であることがネタばらしされたが、決して自力脱出を諦めない尾形の行動はそのまま観察継続となった。

 そして何度も壁登りにチャレンジするうち、ついに穴のふちに手がかかり、そのまま脱出するかというところまでいくも、惜しくも落下という事態を繰り返し、次第に尾形にも疲労の色が見えてくる。「折れるわ」と弱音を吐き、倒れこんで泣きそうな表情も見せた尾形だが、再び無言で立ち上がり、最後には自らの手足を頼りに3メートルの壁をよじ登り脱出。7時間12分で生還を遂げた。

 現れたスタッフに、尾形は「今までで一番キツかった」「もう体は力入んないっすもん」とボヤいたが、渡された水を一気に飲み干すと、「どんな感じになるんすか? 俺、全裸ですけど」と、放送内容についてまで心配していた。

 脱出の瞬間にはスタジオの松本、浜田、劇団ひとり(44)、夏菜(32)らからも「行け行け行け!」「頑張れ!」と声援が上がり、脱出後には、劇団ひとりが「かっこいい」「ショーシャンクの空にを見てるみたいな気持ち」「日本中が尾形から勇気をもらった感じ」と感動していた。

 一方で、落とし穴に落ちてから「なにしてんこれ、ずっと穴の中に入ってよぉ」「おもんないってこれ」とずっと悪態をつき続け、ネタばらし後も、「なっが!」「賞金もらえるつもりでこっちは来てるからよ!」「ダウンタウンさん、僕らこんだけやって1万円ぐらいしかもらえないんすよ!」と、カメラに向かってブチ切れしていたナダル。

 多くの視聴者からは「いつも全力投球で諦めない姿、ホントかっこいい」「尾形さんに諦めないことの素晴らしさを学んだ」「尾形かっこよすぎて泣きそうになった」「感動した。尾形にギャラクシー賞あげてほしい」「下半期一番泣いた」など、尾形への感動コメントが続出したが、「ナダルはやっぱり性根が腐ってる」「ナダルは実にナダルらしく、尾形のバカ正直さが笑いと感動を生む」「尾形ちょっと好きになったしナダルはさらに嫌いになった」という声も多かった。

 過去にはバラエティなどで、妻を愛しすぎるあまり、妻の行動を制限したり、過剰な嫉妬と束縛などでたびたびモラハラ疑惑で炎上。どちらかというとクズ芸人枠だった尾形だが、今年7月には妻のあいさんが「娘の為に変わる事」というタイトルでブログを更新。「傘を持たないパパが 傘をさしてるのを見ると パパになったんだなぁと 思います」と、小さな娘と傘をさして手をつなぐ尾形のほほ笑ましい写真を投稿。フォロワーからは「素敵な旦那さんで羨ましいです」「良いパパで羨ましい」など、称賛されていた。

 また『有吉の壁』(日本テレビ系)では、どんなときでも全力で笑いを取りにいく姿も絶賛されている尾形。今回の落とし穴脱出で、今後ますます人気がアップしそう⁉

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