■挽き肉のありがたみ

「じもん」を訪れたのは肌寒い雨の晩だった。昼をほぼ抜いてしまった上、17時前に訪問したのだが、缶ビールが300円と安かったのでついゴクリ。ところが、つまみになりそうなメンマが売り切れており、そうこうするうちすぐ麺が出てきた。

 菅田のオーダーはいつも1辛というが、それでさすがに物足りないだろうと、2辛にしてみると、かなり辛くてちょっと咽せる。ミンチは小石状の肉団子になっていて、しかもゴロゴロ入っており食べ出がある。炒めた玉ねぎの甘みも好ましい。酒のあてになるラーメンなのだ。

 しかし、ずるずる啜るうちにやはり口直しが欲しくなる。そこで菅田も必ず頼むという半ライス(100円)をつける。家系ラーメン以外でお供ライスをオーダーするのは久しぶり。うん、ひりつく舌を癒してくれ、汁の旨味が立ち上がってはくる。スープには微かにカレー風味も感じる。ただ、そこまでのコクはないので飯にかけたいとまでは思わず、先に完飲してしまった。

 この辛麺を食べ終えて実感したのが、挽き肉のありがたみ。これを追加で頼んでライスにトッピングすべきだったのだ。そして、菅田はけっこうミンチ好きなのではないかとも思った。

 なんでも大阪名物・551蓬莱の豚まんではなく、焼売が大好物なのだとか。東京に戻る新幹線の中で、焼売を食べながらが帰るのが大好きだという。庶民派のビッグカップルが次に向かう店は、ラーメン店という可能性もあるが、テイクアウトで豚まんや焼売を公園で頬張る……なんて光景にも出会えるかもしれない?

(取材・文=鈴木隆祐)

アイドル食堂

あわせて読む:
・日向坂46金村美玖、豊かな才能とたゆまぬ努力で掴み取ったセンターポジション
・日向坂46金村美玖、“多彩な表現力”で見せる新たなセンター像とパフォーマンス面における貢献を探る
・女優としても人気のファッションモデル“めるる”こと生見愛瑠、恋愛は押しに弱いタイプ!?
・ついに卒業、乃木坂46のエース生田絵梨花は運気の波に乗ってますます飛躍!
・映画やドラマで活躍中!元乃木坂46深川麻衣、“聖母”として愛され、支えてきたグループの最年長の功績
・元乃木坂46深川麻衣がグループに残した初のセンター曲「ハルジオンが咲く頃」は永遠に語り継がれる楽曲

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4