■過去の「勉強してから来い！」事件のことだった
「最近の橋下氏の公式動画ではありませんが、山内によると濱家がめちゃくちゃ気に入ってる橋下氏の動画があるそうです。ロケの移動中や仕事中に毎回“これ見て！”と山内にオススメしてくるといい、濱家自身も“あれ何千万回と回ってると思うんですけど２０万回ぐらいは俺が回してます”と語るほどに気に入っている。
その動画こそ、橋下氏が大阪市長だった１２年の囲み取材で、女性記者を叱り飛ばした動画だということが明らかになったんですが、まさに今回の『知らんけど』を放送しているＭＢＳの記者がやらかした出来事だったので、濱家は“やめろ、やめろ、やめろ！ 毎日放送で言うな”と暴露に大慌てしていました（笑）」（制作会社関係者）
当時、大阪維新の会の府議団が「君が代斉唱時に教員の起立を義務付ける条例案」を立案。
「教員が歌ったかどうかの口元チェックをする」という案があったり、橋下氏も「（起立しない教員は）絶対に辞めさせる」と発言するなど、世間を大いににぎわせていた時期だった。
この動画については、女性記者がこの件についての囲み取材で、ピントのずれた質問をし続けたことに辟易し「勉強してから来い！」「条例の命令主体と、命令対象者は誰なのか答えて欲しい。そういう原理原則がわかっていない質問には答えられない。答えられないならココに来るな。勉強してから来い」などと逆襲。
最後に記者が「まあ、これぐらいにしときますけど」と、上から終わらせたことで橋下氏は堪忍袋の緒が切れたのか、
「国歌を歌いたくない人、トンチンカンな質問をする人も採用してくれるから、そんな人たちはみんな、ＭＢＳに行ったらいいですよ！」
と、激怒した出来事である。
当時は「知識もないのに質問した記者もどうかと思う」という意見もあったが、今回の番組ではかまいたちに対して「でも、あんな政治家はひどいですね。カメラの前であんなにブチ切れて……。普通はみんな冷静にしゃべるじゃないですか」と、現在の橋下氏は反省の面持ちで語っていた。
