■岸と森本は完全に自立できている

 相馬焼は05年に国分太一(47)が「DASH村の食器づくり班長」として苦労して焼き上げたこともある、TOKIOにとっても思い出の焼き物。岸は、お茶碗を作ろうと門を叩いた。

「一方の森本はお箸を作ろうと、栗の木を加工を計画。これについても、栗の木は松岡昌宏(44)が00年のDASH村の役場づくりを経験して以降その頑丈さを非常に気に入っていて、しかも“努力が実る”という縁起物の一品です。岸と森本はしばしば兄弟みたいないいコンビと評されますが、ここでも本人が知らないうちにまったく同じ対抗心を燃やしていました(笑)」(専門誌記者)

 森本は「お箸の方がオリジナリティは出るでしょう。太さ長さ先端の細さ、全部好みにできますから。岸の茶碗は、この(器のカーブ)形だけですから」

岸は、「箸出せます? 面積少なくないですか、オリジナリティ出すのに。茶碗の方が絶対出せますよ」

 と、リアルな兄弟のようなコメント。結果的に岸は2時間半を費やし、各メンバーの食べる量に合わせたサイズのお茶碗を完成。さらに、城島は「リーゼント、笑顔、走り」、「師匠」と慕う国分は「ピアノの鍵盤と似顔絵」をそれぞれイメージしたイラストを描き上げた。岸と森本の茶碗について説明はなかったほか、松岡の茶碗は描く途中にミスをしてしまい「先輩と後輩の関係に亀裂入らないかな?」とボヤいていたので、当日のお楽しみ、ということだろう。映像では、松岡の茶碗には「タンクトップ」が描かれていた。「力こぶを作った腕」が描かれた茶碗は、おそらく肉体派の森本の茶碗だと思われる。

 一方の森本も、昨年のDASH島の反射炉で弁当箱を作る際に木型政策で協力してもらった埼玉県川口市の村上木型製作所を訪れていた。

「“先っちょが滅茶苦茶細い箸”“最後の一粒もすくいたいから極細がいい”と、こちらも2時間かけてカンナで試行錯誤をしていました。こちらも岸と同じく松岡はドラム、国分はピアノ、城島はギターと、それぞれをイメージしたデザインの箸を作っていました」(前同)

 また、11月28日放送回での城島茂51歳の誕生日企画では、リチャードが頑張っていたという。

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