■リチャードも頼りないが全力を出している

「愛媛県宇和島市には、実はクラッカーの国内シェア90%を誇る『株式会社カネコ』があり、そこを森本、国分、リチャードの3人で訪れたんです。コロナ禍でパーティグッズのクラッカーも売れなくなってしまった現状を打破するためのPRでしたが、国分が城島の誕生祝いに巨大クラッカーを作ろうと提案したことで、企画が始まりました。

 ただ、なぜか“例えばの話だよ!”を不自然に連呼して決定権を後輩らに委ねようとしていたのが、忖度を要求している感じでしたけどね(笑)」(専門誌記者)

 ふだん文明の利器と無念な『DASH島』がメインのリチャードにとって電動ドリルは未知の体験で「初めて電気を使った原始人」「手いかれると思いました」とうまく行かずに国分にバトンタッチすることになってしまったが、塗装で貢献した。

「かの芸術家草間彌生(92)にちなみ、“草間リチャード彌生”に就任し、国分と森本と3人で紅白の水玉デザインの巨大クラッカーを塗装しました。リハーサル時も城島の代役としてクラッカーの予想外の勢いに“めっちゃ来ますやん!”“怖い!”と身体を張っていて、本当に頑張っていましたね。ただ、城島のなりきり演技があまりに下手で、国分に“まだまだアイツにドラマのオファーは来なそう”と言われてしまいましたけどね(笑)」(前同)

 残念ながら本番では、ターゲットの城島が来た瞬間に風が止んでしまいキラキラのテープが見当違いの方向に飛んでしまったが、キラキラになった地面に寝転んだり、テープを巻きつけて「久しくこういうの浴びてないな」と楽しんだり、サプライズは成功に終わった。

「城島はTOKIOでも他の仕事が忙しい国分や松岡に比べると『DASH』への出演が多い方でしたが、株式会社TOKIOの社長に就任してこれまでと違う仕事が増えたり、忙しくなりつつある。まだリチャードが少し頼りない感もありますが今回も及第点だったし、岸も森本もTOKIOに内緒でオリジナル企画を一から考案している。後輩の成長ぶりに、非常に喜んでいると思いますよ」(前同)

 少しずつ成長していく後輩三人組に、樹脂間はかつての自分たちを重ねているかもしれないーー。

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