朝倉海を倒したニッポン最強格闘家・堀口恭司「12・4」『2団体統一王者戦』直前に明かした「格闘技の次に愛するもの」と「アメリカ生活での楽しみ」とは⁉の画像
堀口恭司

 総合格闘家・堀口恭司選手が、“大一番”を前に意外な素顔を激白した。

 堀口選手は、2010年にプロデビューを果たすと、さまざまな団体で頂点に立ち、2019年には日本の格闘技団体『RIZIN』とアメリカの格闘技団体『BELLATOR』の統一王者となり、ファイターとしての名声を世界にとどろかせた凄い格闘家だ。

 しかし、それ以降は大ケガに苦しみ、ついには両団体のベルトを失ってしまう不遇の時を経験する。そんな彼は、昨年の大晦日、長いリハビリ生活を終えて復帰を果たし、ライバル・朝倉海を破って、RIZINバンタム級のベルトを奪還。日本格闘技界の頂点に返り咲いていた。

 そんな堀口選手は12月4日、日本の王者として『BELLATOR 272』に登場する。そこでは、BELLATOR世界バンタム級王者・セルジオ・ペティス選手と対戦することが決定しているのだが、この試合は、勝てば再び2団体統一王者となる大一番。堀口選手は、この重要な試合を前に、練習拠点であるアメリカから日本の報道陣に対して、オンライン取材に応えてくれた。

 まず、今回の対戦相手であるペティス選手に対して、どのような印象を抱いているのだろうか。

「カウンターがうまいのでそこを狙ってくるだろうとは考えています。穴がなくてバランスが良い、強いファイター。一瞬の気の緩みで勝敗が分かれると思います」

 まさにペティス選手とはライバル関係なだけに、勝ち方へのこだわりを持っているという。

「力の差をみせるというのは常に考えています。もちろんK.O.だとか極め技でしっかりフィニッシュさせることは狙っています。しっかりと戦略を立てて準備しています」

 その準備の一つが、空手の練習。5歳から伝統派空手をやっているという彼らしい準備だ。

「もともと空手がベースにあって、空手の距離感とかを練習するために、試合前は必ずやっています」

 とはいえ、堀口選手が試合を行なうのは約1年ぶり。久しぶりのリングということで、不安はないのだろうか。

「自分の強みは“鈍感さ”。何にも動じないというか、何も感じないというか。ただ日本のファンの人たちを盛り上げたいという気持ちはあります。家族や親しい人たちも、"やるぞ!"って意気込んでいますね」

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