■「ジャニーズ事務所に戻りたい」は切実な叫び!?
中居と笑福亭鶴瓶（６９）がＭＣを務める『ザ！世界仰天ニュース』（日本テレビ系）は好調だ。１１月２３日の２時間ＳＰの世帯視聴率は１１.７％、コア視聴率も５.７％を記録した。
「『仰天ニュース』は世界のＶＴＲを扱う老舗番組として確固たるポジションを築いています。同番組は、海外とつなぐコーディネーターや映像会社をしっかりとつかまえていているんです。今はコロナ禍で海外旅行に行けませんが、視聴者は『仰天ニュース』で海外の映像を楽しめる。
２０年続く番組ですから信頼度は高く、内容的にもファミリーが楽しく見られます。だから、好調なのは中居さんの力というよりも番組の力が大きいと言えるでしょうね」（前出の民放キー局ディレクター）
１２月２日放送の『ラブ子さん』の通常回の世帯視聴率は１.７％だった。
「深夜番組なので視聴率どうこう言われるものではないでしょうが、『ラブ子さん』よりも深い時間に始まるかまいたちの冠番組『かまいガチ』（テレビ朝日系）のこの日の世帯視聴率は４.５％でした。それを考えると『ラブ子さん』にはファンがついているとは言い難いし、それを２時間特番にして金曜ゴールデンに持っていっても、すべるのは必然だったのかもしれません。
また現在は、中居さんよりもかまいたちのほうが視聴者を引きつける力があるとも言えそうですね……」（前同）
中居はたびたび「社長業は大変」「ジャニーズ事務所に戻りたい」と番組で口にしている。
「１００％本気で言っているわけではないと思われますが、中居さんのレギュラー番組の多くが楽観視できない状況にあるのは確か。中居さんは日本一のＭＣとも言われ、その腕は間違いない。だからこそ、自分の番組の数字も厳しく見ているはずです。そんな中で、大きな傘の下に戻りたいという吐露は、実は切実な訴えなのかもしれませんね。
テレビ局も経費削減が迫られ、余裕がありませんから、国民的グループ・ＳＭＡＰの元リーダーといえども切られるときはバッサリ切られます。それに、中居さんは来年５０歳。もう若い子たちはアイドルをバリバリやっていた中居さんを知らないですよね。
中居さんと若いジャニーズタレントとの絡み、若い人気芸人との絡みは見たいという人は多いですが、中居さんを単独で見たい若年層はそれほど多くはない、というのが実情なのではないでしょうか」（同）
幅広い世代に愛されたＳＭＡＰのリーダー・中居であっても、テレビ局の評価基準がコア視聴率に変わったことでリストラの憂き目にあってしまうのだろうか!?
