■素晴らしいシンクロをした一方で気になること

「とはいえ、3時間たっても冒頭10秒のパートすらこなせず中岡は早くもクオリティを下げることを提案したり、内村は前半にはしゃぎすぎてダウン。みやぞんは“バイオリン暗記”、ガンバレルーヤは“ダイエット”の企画をそれぞれ並行して行わなければいけない、という過酷な状況でした」

 しかし、その後も練習を重ね、ロケ3日目。富士山が目の前に広がる河口湖で「ダンス部の頂点」を語る場面では内村が、

「一流のアーティストのバックダンサーになって、何万人の観衆の前で踊ってみたい」

 としたり、全員が最後まで熱心にトレーニング。とりわけ下手だった中岡も、自主トレに励んだ。

「その結果、本番では出川哲朗(57)に“正直、もうちょい学芸会っぽいと思ってたけど全然!”とされるほどのシンクロ感を見せ、講師陣からも“この子たち(KANA-BOON)が世界大会に臨むくらい頑張ってたのがよみがえってきて、本当に感動しました”とされるほどでした。

 メンバーの一体感も高まり非常にいい企画でしたが、その一方で、番組として気になるところもある。それが、最近の出川哲朗さんの出番の少なさです」(専門誌記者)

 出川といえば『イッテQ』を象徴するリアクション芸人で、9月14日放送の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)でこの仕事を「永遠(に続けたい)」と話したり、生涯現役を公言しているが、ここのところロケVTRが少ない。

「11月7日に放送したイルカショー挑戦企画が、現状では最後のロケ企画となっています。ここのところ、オリンピック選手を招いたロッチ中岡の『QTube』や、ガンバレルーヤらによる“温泉同好会”の企画、そしてみやぞんの演奏企画などが盛り上がっているので、必然的に出川の出番がないんですよね」(前同)

 過去には椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などを患い、腰が痛くない日はまずないという出川。ダンスには参加していないが、盟友である内村や、後輩の中岡やみやぞんらのダンスを見て、危機感を覚えているかも!?

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