■着実に継承しているが、不安材料も多い

 精米した米を研いだ時、城島は岸にこう言った。

「僕は21年やってきて、1番美味しかったのはいつって聞かれたら初年度(2001年)。みんなで作って、竈門で炊いて。喜びを分かち合った時のあの味は一生忘れないね。岸くんと慎太郎がどう感じるかやね。1年目」

 また、別の場面ではナレーターに、

「いまでは自分たちが教える立場に。後輩たちは、その思いを感じた1年だった」

 と評されていた。

「岸が茶碗、森本がお箸をサプライズでプレゼントしたり、米だけでなく豚汁を味わったり、最高の1日となりました。岸も森本も、米作りには関わっていませんがリチャードもDASH島をメインに徐々に成長し、頼もしい存在になっていくと確信させてくれる回でした。

 ただ、メンバーそれぞれにまだ不安材料があるので油断は禁物ですけどね」(専門誌記者)

 たとえば、岸は天然キャラとして知られているが、それを差し引いても教養不足な面が目立つ。

「2月7日放送回で大豆を未成熟の状態で収穫したものが枝豆だと知らずに驚愕していて、《さすがに一般常識では?》といいう視聴者の指摘がありました。また、8月15日放送回では国分の無茶ぶりで“0円食堂”のノリでDASH村近くの民家兼カフェを訪れた際に“お願いがありまして。なんか、頂けたりしますか?”と話す姿が、さすがにフレンドリーを通り越して失礼なのでは、という声もありましたね」(前同)

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