■ラストシーンの杉咲花に涙腺崩壊

 森生は「俺はユキコさんといたいんで」と鹿児島行きを断ると言うが、ユキコは自分が森生の人生のジャマになっているのではと悩む。一方、森生は、ユキコと緋山が抱き合っている姿を目撃。ハイスペックな恋のライバルへの負い目から、自分はユキコに必要ないのではと落ち込む。

 そして、ドラマのラスト。気持ちがすれ違ったまま再会したユキコと森生。ユキコが「私たち 別れよう」と告げると、森生は「やっぱり、あいつと……。俺じゃダメなんすかね?」と勘違い。ユキコは「一緒にいるって約束、守れなくて ごめん。じゃあね」と、森生への想いを断ち切るように立ち去った。

 それでも、森生はユキコを追いかけようとするが、ユキコに「来るな! もう、黒川の顔は見たくない」と言い捨てられ、ぼう然と立ち尽くす。画面が暗転すると、「バイバイ、黒川」とユキコの心の声が。そして、点字ブロックの上を一人歩くユキコは、その場で立ち止まり、涙が止まらず泣き崩れたのだった。

 切ない別れのシーンに、視聴者はツイッター上で「ラブコメでこんなに泣いたことってあるかなって思うぐらい、最後のシーンがつらすぎて感情ぐっちゃぐちゃになって泣いた」「めちゃくちゃ心理描写丁寧だし、会話のテンポ完璧で、こんなすてきな恋愛ドラマを2021年で見られて良かった」などと、称賛の声が相次いだ。

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