■あの大ベテランにも注目

――その一方で、大ベテランである錦鯉(SMA)も、昨年に引き続きファイナリストに名を連ねています。

公式いか一郎「12月2日のファイナリスト発表会では、ボケの長谷川雅紀(50)が、昨年49歳で最年長ファイナリストとなった自らの記録を更新したのが話題になりました。50歳からののびしろをテーマに奮闘する、まさに“中年の星”です」

ソニー近山「2020年大会でブレイクして、今年はテレビ番組にも引っ張りだこでしたよね。老若男女から愛される王道の漫才は、長谷川のおとぼけ天然キャラが世間に周知されたことで、ますます破壊力を増している気がします。相方のスキンヘッドをぺチンと叩く、渡辺隆(43)のツッコミも安定感抜群ですよ」

ポニー上田「実は、ブレイク後から渡辺の見た目が徐々にキレイになっているんです。かつて、霜降り明星のせいやが徐々に半ズボンの丈を伸ばしていったように、おそらくメジャーになるに従って、キワモノ感を薄くしていっている。芸人のエッジが丸くなることに賛否両論はあるでしょうが、僕はそういった世間へアジャストする渡辺の姿勢にグッときちゃいます」

公式いか一郎「渡辺は、今年1月に放送されたテレビ東京系『家、ついて行っていいですか?』で、父親との2人暮らしがフォーカスされていました。錦鯉の2020年決勝進出をすごく喜んでいた父親の姿を見ると、今年も2人には頑張ってほしいなって思っちゃいます」

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