■まったくコア視聴率が取れない恵俊彰の『ひるおび!』

 加藤の『スッキリ』のギャラは1本70~80万円とも報じられている。

「報道がある坂上さんと同じように年間だと約2億円です。視聴率3冠王の常連で民放で最も強い局として知られる日テレであっても、年間2億の出費は避けられるなら避けたいでしょうからね。

 一部では2022年の秋の改編で『スッキリ』が終了し、同局の藤井貴彦アナ(50)がMCを務める新情報番組がスタートするのでは、という話も出ていますね」(前出の制作会社関係者)

 加藤と同じようにリストラ危機に直面していると言われているのが、『ひるおび!』(TBS系)でMCを務めているホンジャマカ恵俊彰(56)だという。

「『ひるおび!』は平均世帯視聴率では、2020年まで9年連続で同時間帯トップです。しかし、番組では芸能やエンタメ情報を取り扱わないこともあり、コア視聴率が全然取れていないんです。

 恵さんが芸能情報をやりたがらないとも言われていますが、その恵さんの司会ぶりにも“偉そうだ”と感じている視聴者もいるようです」(前同)

『ひるおび!』では、9月10日の番組で八代英輝弁護士(57)の「共産党は“暴力的な革命”というものを、党の要綱として廃止していませんから」という発言が物議を醸してしまった。

 悪質なデマだということで日本共産党は即刻TBSに抗議。同局は9月13日の『ひるおび!』内で謝罪。さらに翌14日と15日には番組スポンサーだった食品メーカーがCMを見合わせたことも明らかになった。

 12月10日の『スッキリ』の世帯視聴率は5.9%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、『ひるおび!』は4.4%だった。

「かつて『スッキリ』は8%を取る日も少なくありませんでした。コア視聴率で評価される時代ではありますが、世帯視聴率8%台から5%台への下落。凋落は明らかですよね。『ひるおび!』の4%台も寂しいものです。特に『ひるおび!』は若い層がまったく見ていませんから、局としても終わらせたいところではないでしょうか」(同)

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