自分の命と財布は自分で守る!「オヤジ狩り撃退」7か条の画像
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 コロナ禍が一時的に収まり、ネオン街ににぎわいが戻りつつある日本列島。そんな中、都内でサラリーマンが襲われる「オヤジ狩り」事件が発生した。

「警視庁によると、10月深夜、新宿の歌舞伎町で帰宅途中だった30代男性が19歳の少年3人に殴られて大ケガを負ったうえ、現金約万円を奪われました。16歳の少女がまず被害者に声をかけ、会話したことに少年たちが因縁をつけたそうです。池袋や渋谷でも、同様の犯行を繰り返していたことが分かっています」(全国紙社会部記者)

 年末年始を控え、なにかと飲酒の機会が増えるこの時期。本誌は、中高年世代を襲う“もしもの危機”に対処する術を取材。7か条を伝授したい。

 何度も「オヤジ狩り」少年を検挙した経験があるという、元警視庁刑事で空手家、警察ジャーナリストの北芝健氏はこう語る。

「まず繁華街なら人通りの多い中心を通って、薄暗い通りには行かないことです。また、防犯カメラがどこにあるか意識することも大切。ヤツらはカメラのない場所でやる。今回の事件は深夜帯に起きたが、そもそも終電までに帰るべきです」

 また、酒を飲んで気が緩んでいるときこそ、注意が必要だ。

「こういう連中はラフな服装で徒党を組んで物色している。集団がいたら避けて通る。今回のケースは、若い女が声をかけて来る美人局のようなもの。そんなこと、ありえない! 声をかけてくる女は無視です!」(前同)

 もし、ヤカラのような連中に絡まれたら、スマホを活用してほしい。

「こっそり、携帯電話で110番し、通話状態にする。今のスマホは、緊急通報位置通知という仕組みによって、通報と同時に現在地座標データが通報先へ送信される。だから、繁華街なら最寄りの交番からすぐ駆けつけてくれるはず。“そこに私服警官がいる”とハッタリをかますのも手。それでもダメなら、リーダーらしきヤツの目に指を入れる目潰しを食らわし、ひるんだ隙に逃げる」(同)

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