■それぞれが激動の結婚をした

 それぞれの人生を見ていくと、まず、浜崎の激動ぶりは、20年にテレビ朝日でドラマ化された事実に基づくフィクション小説『M  愛すべき人がいて』(幻冬舎)が出版されたことからも明らかだろう。浜崎の才能を見出したプロデューサー・松浦勝人氏との熱愛のすえの破局などは大いに注目を集め、日本中が知ることとなったのは記憶に新しい。

「彼との破局後、01年にはTOKIOの長瀬智也(43)との交際が報じられ、おそろいのタトゥーやペアリングを披露したりしましたが、こちらも07年に破局。

 ちなみに松浦氏との破局後に発表された曲『vogue』『Far away』『SEASONS』は失意ぶりがうかがえるほどに歌詞が重く“絶望3部作”と呼ばれており、逆に長瀬との交際を始めた頃から明るい曲が増えた、というのはファンの間では有名です」(前出の女性誌記者)

 その後、浜崎は11年にオーストリア出身のモデル・俳優のマニュエル・シュワルツ氏と結婚するも翌年に離婚。13年にはロサンゼルス在住の年下の医学部大学院生の男性と再婚するも16年に離婚。現在は事実婚状態の男性がおり、今年5月には第2子の出産が報告された。

「椎名の場合は、00年11月に椎名林檎のバックバンド・虐待グリコゲンの二代目ギタリストでもあった弥吉淳二さん(享年49)と結婚し一男に恵まれるも、02年に離婚。現在は映像ディレクターの児玉裕一氏(46)と事実婚状態にあることで知られています」(前同)

 最後に、98年のデビュー当時は15歳だった宇多田ヒカルはどうだったのか。

「19歳だった02年にカメラマン・映画監督である紀里谷和明(53)と結婚するも、07年に離婚。さらに14年にイタリア人の一般男性と結婚し15年に第1子の男児を出産しましたが、18年にやはり離婚して、現在はシングルマザーです。こうしてみると、3人全員が波乱の人生を送っていたことが分かります」(前同)

 激動の人生を送った3人の歌姫たち。天才ぞろいの「98年組」のラストを飾ったaikoには、幸せになってほしいーー。

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