■「グワーッと頭から本当に火が吹いてますよ、実は」

 さらに続けて、

「お笑いの世界のすごいところは、上下関係がすごいってことなんですよ。歌手の世界と違って、1日でも早く入ったらお兄さんお姉さんなんですよ。そんな規律正しいのがお笑いの世界なんです。意外やけど。

 そんななかで、なんぼ時代が変わったとしても、“右のおばはん”とか言うのは止めなさい。そういうことは言わない方がいい。お酒飲んでようが、焼酎飲んでようが、酢を飲んでようが、言うたらアカン! やっぱり傷ついたし、息子も傷ついたし」(前出の専門誌記者)

 と激高。また、『快傑えみちゃんねる』(カンテレ)の終了や、それをめぐる構成作家の自身の息子に関する事実無根の報道などに激怒。

「私が怒らなくなったと思ったら、大きな間違いです。もう忸怩(じくじ)たる思いでやってる。心の中いっぱいです。あふれております。グワーッと頭から本当に火が吹いてますよ、実は」

「私は上沼恵美子の芸風として、今後思ったことは言うて、それで去っていこうと思ってます」

 と、改めてその存在感をアピールした。

 12月16日には、2022年の春に27年間続いた『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』(ABCテレビ)が終了することが発表されたが、

「M-1の審査員については“どんなことがあっても行ってくれ”と、いう要望が朝日放送からあったことを明かし、“真摯に受け止め、まじめにちゃんとした審査やらせていただきます”と話し、ラジオを締めました。17年にマヂカルラブリーのネタを“一生懸命がんばってる。がんばってるのはわかるけど、好みじゃない”“よう決勝残ったな、思ってと”バッサリと酷評したように、切れ味バツグンの審査が飛び出すと思いますよ」(前同)

 業界の女帝の「突然の激怒」で、一挙に不穏な雲行きとなった『M-1』グランプリ。決勝でふたたび、大噴火する可能性はあるのかーー。

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