■「1日1分」しか使われない過酷ぶりを告発?

 21日放送回でみやぞんの思いを代弁した人形“しりぞん”は、

「1日何時間も収録したって、使われるの50秒くらいなんでしょ?」

「闘牛のあのロケだって、23日間行って、オンエア23分だったらしいじゃん。1日1分だよね。ハハッ」

「あの(口パクを指摘する)ディレクターうるせぇな……呪いかけた」

 と、いつものみやぞんからは想像もつかない暴言を連発。 みやぞんいわく「不思議なもんで、(僕自身は)まったく思ってない」そうだが、ふだん抑圧された隠れた本音が漏れ出たとしか思えないほどのリアリティのある毒を吐きまくっていた。

「いつも『イッテQ』でスタッフに対して文句を言うのはロッチ中岡創一(44)のイメージが強いですよね。今回の『年末アワード』の予告動画でも、片足がロープに引っかかって宙づりになって浅いプールに頭を突っ込んでる際に“誰か助けろや!”と叫んだり、過去にも“意地悪するからさぁ”“金ないなイッテQ”とボヤいたこともありました。しかし、今回の『有吉ゼミ』や腹話術での発言を見ているかぎり、みやぞんにも思うところがあるのかもしれません」(専門誌記者)

 現状、『イッテQ』はコロナ禍で海外ロケが行えず、番組タイトルである「世界の果て」まで行けない状況が2年近く続いている。

 一時期は収束の気配を見せていた新型コロナウイルスも、新たに変異株の「オミクロン株」が世界各国で拡大しており、まだまだ海外ロケが困難な状況は続くと思われる。

「くわえて、12月16日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)によると、11月21日放送回をもって産休に入っているイモトアヤコ(35)の復帰についてはまったく先が見えていないといいます。年内に出産して早期復帰すると思われていたのが“子育てに専念したい”という考えから、事務所や制作陣と話し合いを重ねているそうです。

 また、コロナによる不景気を受けて、長年『イッテQ』の番組スポンサーを務めてきた企業が撤退する、と報じたメディアもありました。番組としては、ますますピンチですね……」

 多くの不安要素を抱えたままの年越しとなってしまいそうな『イッテQ』。はたしてこの「危険水域」を乗り切り、「爆笑アワード」で、楽しく1年を締めることができるだろうか……。

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