■X氏が撮りまくった写真に芸能人が戦々恐々

 X氏に名前を“利用”された芸能人は間違いなく被害者だと言えるだろう。そして今、このX氏に関する報道が、芸能関係者の間で波紋を広げているという。

「X氏は芸能人と食事に行って親交を深めるそうですが、たとえば一軒目は焼肉店やレストランで普通に男だけで食事を楽しむ。その後、“もう一軒行きましょうよ”と別の場所に行くと、いきなり10人ぐらいの美女が現れて華やかな飲み会になるそうなんです。

 その美女というのはいわゆる“港区女子”で、X氏はそういうルートを持っていて、そこが強みだった。そして彼を信用した芸能人も、美女たちを呼べるX氏を重宝していた、と言われています」(前出の夕刊紙デスク)

 すぐに多数の美女を呼べるルートを持っていること、芸能界での豊富な人脈、アパレル会社の社長で業界に精通しており、事業もできること――X氏にはそうした強みがあり、芸能人たちもX氏と親しくしていたようだ。

 ただ、美女たちとの飲み会でも“危険”なことがあったという。

「美女に囲まれた飲み会で、何があるというわけではないのですが、X氏は何かと写真を撮りたがり、実際に撮りまくっていたそうです。別に変なことが起こっていたわけではないでしょうが、一流芸能人からしてみたら、そういった飲み会にいた写真が出ること自体がイメージダウンになってしまう。

 また、あらぬ誤解を持たれたり、おもしろおかしく報道される可能性もある。X氏の詐欺行為が明るみに出た今、芸能人はその点に戦々恐々としているようです。『女性セブン』では表舞台に出る人の中には泣き寝入りしてしまう人も、と報じていますが、加えてそうした写真の存在もあり、被害をなかなか訴えられないというのもあるんでしょうね」(前同)

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