長瀬智也・戸田恵梨香の山賊抱っこも『俺の家の話』長瀬の最後の熱演がよみがえる神シーン3選の画像
長瀬智也

 2021年1月期に放送されたドラマ『俺の家の話』(TBS系)は、42歳のプロレスラーの観山寿一(長瀬智也/43)が、能楽の人間国宝で寿一の父・寿三郎(西田敏行/73)と個性的な家族、謎の女性介護ヘルパー・志田さくら(戸田恵梨香/32)と織りなすホームドラマ。

 脚本は『池袋ウエストゲートパーク』『タイガー&ドラゴン』『うぬぼれ刑事』(同局系)と、長瀬主演のドラマを手掛けた宮藤官九郎(51)。長瀬が3月にジャニーズ事務所を退所したため、実質的な引退作となり、俳優・長瀬智也の集大成ともいえる。そこで今回は、同ドラマの長瀬の神シーンを振り返ってみよう。

 まず、2月5日放送、第3話の長瀬が最高の身体能力を発揮した、スタントなしのプロレスシーン。家族旅行の資金を貯めていた寿一は、ファイトマネー10万円に釣られ、家族にはやめると言っていたプロレスのリングに復帰。寿三郎とさくらが観戦する前で、能面をかぶったスーパー世阿弥マシンとしてリングに登場。

 能の動きで相手をかわす戦いをしていた寿一だったが、能面が外れると、赤いマスクのヒール役に変身。飛んだり跳ねたりの高度な空中殺法を披露し、プロレス専門誌『ファイト』(ファイト!ミルホンネット)に「42歳のド素人が、あれだけの空中殺法を披露したら、本職のプロレスラーの立つ瀬がない」と絶賛された。

 続いて、2月26日放送、第6話の阿部サダヲ(51)と共演し、ムード歌謡グループ“潤沢”としてステージに立つシーン。25年ぶりの家族旅行へ出発した観山家一行は、スパリゾートハワイアンで“潤沢”のリーダー・たかっし(阿部)と出会う。そして、大雪で他のメンバーの到着が遅れていると、寿一たちは代役を頼まれる。

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