SMAPと嵐は同じ景色を見ていた

 不仲説について中居は「本人たちは、まぁ、嵐はどう思ってるかわからないけどやっぱポカーンとしちゃうっていうか、“何が面白いんだろう”みたいな」と振り返り、松本も「それこそ『ミュージックステーション』で“下剋上のやつをやろう”って中居くんがうちの大野に言ってたときに、ちょうどそういう記事が出てたんですよ」と告白。

 この“下剋上のやつ”というのは、中居がMCを務めていた『うたばん』(TBS系)で、嵐のゲス回の定番になっていた“下剋上コント”のことで、もう1人のMCだったとんねるず石橋貴明(60)の指示で、リーダーの大野智(41)が先輩である中居をおちょくり、それに中居が激昂するというパターンのやり取りだった。

 松本は、「中居くんもたぶん(ネットの不仲説を)見てるんだと僕は思って。“それも含めて、ここ(Mステ)でやって、そういうのやったほうが面白いじゃん”っていうのを、言ってて」と、中居がわざと仕掛けたと思っていたと明かすと、当の中居は「そんな深くない」と申し訳なさそうに否定。中居は「ただふざけたかっただけ。他局で」とぶっちゃけたが、松本は「結果、“そんなことないじゃん”みたいな。“本人同士はそんなこと何も気にしてないのに何そういうこと書いてるの?”みたいなことがそのときはあったりとか」と、中居の動きにより不仲説が払しょくされたと語った。

 さらに松本は、嵐が21年間活動を続けられたのは、SMAPが先陣を切ってさまざまなことにチャレンジし、枠を広げてくれたおかげだと語り、SMAPがドームや国立競技場でコンサートを成功させたことについて「やっぱりSMAPの皆さんがあそこに立っている姿見て、“自分たちもいつか立ちたいな”って、そのきっかけをいただいた」「すごく影響を受けていますね」と先輩たちへのリスペクトを明かした。

 この言葉に、中居も「さっきの比較じゃないけど、やっぱり見てきた景色と、体感した温度とか、肌触りとかっていうのが、近かったかもしれないよね」と、SMAPと嵐の関係に言及。「他のグループの子では、この体感とか、この痺れた感じ、このドキドキする感じ、もちろんみんな経験しているんだろうけど、(嵐とSMAPは)比較的近い景色と体感だなっていうのは」としみじみと語った。

 多くのグループがいるジャニーズで、SMAPも嵐もジャニーズファン以外にも愛される“国民的”グループであることは間違いない。これまで聞けなかった話も多かった2人のトークだが、1月14日放送の「完結編」では、さらに嵐の休止に至る経緯も松本の口から語られるようだ。嵐の活動休止から1年、何が語られるのか必見!

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