「神田沙也加さん夭逝」の衝撃と「田村正和さんの死去」が1か月以上報じられなかった深い理由「2021年著名人の逝去」【芸能デスク&ワイドショー関係者「新春」ウラ座談会】の画像
神田沙也加さん

 年末に大きな出来事が立て続けに起こった2021年の芸能界。新しい地図香取慎吾(44)、元V6の坂本昌行(50)と元タカラジェンヌの朝海ひかる(49)、霜降り明星粗品(28)、ロックバンド・ONE OK ROCKのギタリスト・Toru(33)と女優の大政絢(30)の“駆け込み婚”ラッシュがあった一方、北海道・札幌では神田沙也加さん(享年35)の悲しい急逝があるなど、激動の数日間だった。

 そんな芸能界、芸能ニュースのウラ側を、芸能取材の酸いも甘いも噛み分けたプロたちが語りつくす!

■【著名人の逝去編】

ワイドショー関係者A 2021年も多くの著名人の方々がお亡くなりになりましたね。

週刊誌デスクB そうですね。振り返ると3月にバルセロナオリンピック男子柔道71キロ級の金メダリスト古賀稔彦さん(享年53)、俳優の田中邦衛さん(享年88)、4月に田村正和さん(享年77)、脚本家の橋田壽賀子さん(享年95)、5月に作曲家の小林亜星さん(享年88)、8月に落語家の笑福亭仁鶴さん(享年84)、俳優の千葉真一さん(享年82)。

 9月に劇画家のさいとう・たかをさん(享年84)、作曲家のすぎやまこういちさん(享年90)、10月に落語家の柳家小三治さん(享年81)、11月に占術家の細木数子さん(享年83)、作家の瀬戸内寂聴さん(享年99)がお亡くなりになりました。

夕刊紙記者C そして、12月18日に神田沙也加さんが急逝されました……。

A お年を召された方が病気でお亡くなりになることが多かったですが、その中でもやはり神田沙也加さんは衝撃的でしたね……。

B さまざまな要因、良くないことが重なってのことだったのでしょうか。衝撃的で悲しかったですね。

A 12月21日、葬儀の後で行なわれた父・神田正輝さん(71)と母の松田聖子さん(59)の会見も悲しかったですね。憔悴した2人は札幌の斎場に集まった取材陣に対して、絞り出すようにして声を出して、「ありがとうございます」と感謝の意を述べていました。そこには、一流芸能人の矜持を見た気がしましたし、一方であんなにつらい状況でもマスコミ対応をしなくてはいけない仕事の大変さを改めて感じましたね。

C そんな2人に対して、会見の前方にいた男性取材者が「今のお気持ちは?」と質問を投げかけて、日本中から「非常識すぎる」と猛バッシングをされてしまいましたよね。男性は在京キー局の芸能班の人。あの後、ものすごく反省して、意気消沈しているという話でした。

A そして12月24日には日刊スポーツが、事前に出場が決まっていた聖子さんの『NHK紅白歌合戦』に関して、“出場へ 「娘に恥じないよう」沙也加さんとの思い出の場”と打ったんですが、結果的には不出場。これまで、強い姿を見せ続けてくれた聖子さんですが、さすがに娘のあまりにも早すぎる死を目の当たりにして、“紅白の舞台で歌を歌う”というマインドにはなれなかったのかもしれませんね……。

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