■NHK大河『鎌倉殿の13人』で、さらなる人気に?!

 そんな菅田が演じる、次の注目の役柄は、『ミステリという勿れ』の前日、1月10日から放送がスタートしたNHK大河『鎌倉殿の13人』(NHK)の源義経だろう。

「源義経は、日本の歴史上でも屈指の人気を誇る人物です。弱い立場の方に肩入れをしてしまうという意の“判官びいき”という言葉の“判官”は、もともと“九朗判官義経”こと源義経を指すように、古くから日本国民に愛されてきました。

 いまでも多くの歴史ファンから支持を得る存在なので、今回の大河ドラマでも活躍が期待されます」(専門誌記者)

 特に、兄・源頼朝との確執が起きるドラマの中盤には、相当な盛り上がりを見せるはずだ。

「注目すべきは、大泉洋(48)演じる頼朝のキャラクターです。第1回で頼朝は、小栗旬(39)演じる北条義時から、自分と八重姫の子・千鶴丸が殺されたことを知らされた時、“まあ、それが運命でしょう”とサラリと受け流す風情を見せながら、その後、千鶴丸殺害の張本人である伊東祐親の殺害を自分の手下に命じます。周囲の状況に合わせて、冷徹さと激情を使い分ける頼朝の二面性を考えるに、のちに袂を分かつ義経の死も、壮絶なシーンになることが予想されますね」(前同)

 柴咲コウ(40)と高橋一生(41)が共演したNHK大河『おんな城主直虎』(NHK)では、高橋演じる小野政次が処刑シーンが大反響を呼び、今でも語り草になっている。

「北条義時が主人公のドラマですが、頼朝が前半の中心人物になることは間違いなく、頼朝と菅田演じる義経との関係も大いに盛り上がるでしょう。主演ドラマ『ミステリ』につづいて、『鎌倉殿の13人』と、今年もへの注目は高まるいっぽうでしょうね」(専門誌記者)

 稀代の人気者・菅田将暉。2022年も爆進が期待できそうだ。

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