■名物の「龍麺」

 まるでスナックの居心地である。しかも、気さくがエプロンかけたようなママだ。もっとも、料理に手抜かりはない。「ママの手づくり」とメニュー表に書かれた餃子(550円)は餡がパンパンに詰まって、ふっくら焼き上がっている。肉々しいがあっさりした味付けで、いくらでも食べられそうだ。ふと隣の若いサラリーマンのグループ客が頼んだエビチリに心惹かれるが、しっかり値段(1320円)なりのボリュームにのけぞる。

 と、一人客も多いのに軽いつまみメニューが少ないのが玉に瑕だが、どうせ〆麺が待っている。しかし、そこでもいささか躊躇する。名物の「龍麺」で決めるか、やはりオリジナルの「相武台担々麺」を試すか、野菜を摂りたいのでタンメンに落ち着くか……。迷ううちに杯を重ね、終電の時間も近づく。

■本人遭遇情報もチラホラ

 ええい、ままよと頼んだのはやはり龍麺。あんかけ麺に自信のある店のようで、トロッとしたスープの上にまるで大きな座布団のように、折り畳まれた細ストレート麺が浮いている様はインパクト大だ。オーソドックスな醤油ベースのスープだが、細切りタケノコにメンマにそぼろ挽肉、戻して刻んだ大量の干し椎茸が入っており、かき玉で整えている。全体に甘めの味付けだが、酢を垂らすと複雑味が増す。それぞれの具材の食感が絶妙で、椎茸からどんどん出汁も出てくる。麺を崩しては絡めて食べる、これはつまみになる汁麺だ!

 いや~、小山姉弟はこんな食育を受けてきたんだね。それは実家ラブにもなりますよ。SNSには本人遭遇情報もチラホラ。しかも、他のNEWSのメンバー連れだったり、後輩を伴うこともあるらしい。一か八かのチャンスを期待し、ファンが押し寄せる気持ちもわかる。なによりノーマルな町中華より家庭寄りの優しい味、朗らかなママの接客に心打たれた夜だった。

(取材・文=鈴木隆祐)

アイドル食堂

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