■嵐「解散」の選択肢もあった

 中居が「活動休止んときに、ん、これ聞いていいのかな。解散っていうのはなかったの?」と聞くと、松本はためらうことなく「ありました」と答え、「最初、大野が抜けると。抜けたい、自分は抜けて脱退して、お仕事自体を辞めたいと」「嵐を辞めたいとかじゃなくて仕事自体を辞めたい」と、大野智(41)の決意を振り返り、「グループを4人で続けるというのは、僕らの感覚的にないグループなので、だったらまあ終わりかなっていうふうに思っていて」と、当時のメンバーたちの考えも告白。

 話し合いが重ねられていく中で、「活動休止」という選択肢が出てきたが、松本は「大野は、それすらも自分が言い出した側の人間なので、その感覚がなくて」と、自身の決断によってメンバーを巻き込んでいることに責任を感じていた大野は、当初「活動休止」は“甘え”だと思っていたようだが、周囲からの提案でメンバーがいいと思うならと「活動休止」を選択するに至ったと語った。

 2021年、嵐のライブ映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』の先行上映が、嵐のCDデビュー記念日である11月3日に行われた際、大野を除くメンバー4人がサプライズ登場。大野からの手紙を櫻井翔(39)が読み上げる場面もあった。

 それについて中居が「俺、不思議だったのが、このあいだ4人で出たの?」聞くと、松本は「不思議でした?」「不思議ですよね。いろいろあったんですけどね」と意味深な笑みを浮かべた。

 松本は、メンバー4人が登場したことで、嵐の再開に期待を持つ人も「5人そろった姿が見たい」と思う人もいたと語り、「嵐が5人で活動していたときに撮った映画の公開のタイミングだったんで、これを逃すとそんな機会もないというふうに思っていたのもあるし」「5人の中ですごくネガがある人がいるなら、これはやんないほうがいいというふうにも思っていたんで、公開する前に5人で久々に集まろうかって」と、メンバー5人で話し合って「リーダーも“手紙、せっかくだから書くよ”ってなって」と、登壇を決めた経緯を説明。

 松本は「喜んでもらえるのかなぁ、どうかなぁっていうのは、自分たちの中でも葛藤はあった」と明かし、「次は5人にならない限りはもうないんじゃないですかね。4人でそろうのも」と今後について語った。

 櫻井、二宮和也(38)、相葉雅紀(39)らはバラエティ番組などで、嵐の活動休止や、その後のメンバーとの交流について語る場面は多かったが、しばらくテレビ出演のなかった松本からあらためて語られた真実に、視聴者からは「信じて待ってる」「どんな形になっても5人が元気で幸せでいてくれることを願ってます」「どういう形になろうと信じてついてこう」「ファンへの誠実さを感じた」「5人を大事にしてくれてうれしい」など、さまざまなコメントが上がっていた。

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