■「父から勘当された」、中岡の過去
しかし、ワイプに映ったスタジオでそのVTRを見るニューヨークの屋敷裕政(35)、ダイアンの津田篤宏(45)ら他の芸人には笑いはなく、真剣な表情で小学6年生の中岡の思いが綴られた文集に見入っていた。当時の自分たちの気持ちを、あるいは呼び起こされていたのかもしれない。
そして、中岡の父親の思いが明らかになるにつれ、スタジオが感動に包まれる。
「父親から猛反対されつつも芸人の道へ入った中岡は、“3、4年して吉本辞めた”と長続きしなかったことを語り、さらに、“ほんで、1回親父のコネで就職させていただいた”と続けました。そして、再び、芸人になることを決意し、その旨を父親へ伝えると“家出ていけ”、“もう中岡名乗るな”と、勘当されたことを明かします」(同)
番組では、そんな父親へ、当時の思いをインタビューで直撃するVTRが流れた。
「中岡の父親は、当時は激怒していたことを回顧しつつ、小学校の卒業アルバムに“漫才師になりたい”という言葉を見つけてから、“ずっと(芸人になりたいと)思ってたんだって。それはしゃあない”と、気持ちが変化していったと話しました。
そして最後は、“『中岡創一』という名前をテレビの人たちにも知っていただいたっていうのは自分の努力だと思いますよ。親は何も(手助け)しなかったですから。それは褒めてあげたい”と語り、VTRが終了したんです」(同)