■コロナ禍だからこそ刺さる素晴らしいCMだった

「CMで日常を撮る際は、意図的にコロナ禍を無視することも多いですが、今回の場合は“新幹線でコーヒーを飲む”と“別れ際に少しだけマスクを外し、笑顔を見せて手を振って解散”という素顔を見せても違和感のないシチュエーションを用意しつつも、他のシーンではエキストラも含めてマスクを徹底していて、より現実味を感じさせる内容になっていました。

 新幹線の窓から深津を映す構図が美しかったですね」(前出の関係者)

「『会いたいのに、会えない』という日々を経験する中で、”会うことの価値“をもう一度見つめ直したい。」というコンセプトで作られた今回のCMは、ネットで早くも反響が殺到。

《帰りのホームに、レザーを羽織り紅いルージュをつけた短髪少女が佇んでいたら完璧だった》《JR東海のCM、33年ぶりの深津絵里も心に刺さったけど、最後にマスク外して挨拶するの、グッときてしまった。》《なんかJR東海の新しいCMを見かけた。深津絵里、朝ドラでも毎回「若いな〜綺麗やな〜」って思う。》

 とSNSを大いににぎわせた。

「深津の美しさは今も昔も変わりませんが、ここに来て新たな波を迎えつつあります。思えば22年現在放送中のNHK連続テレビ小説カムカムエヴリバディ』で主演を務めると発表された際も、発表が20年12月24日のクリスマスイブだったため、JRのCMを思い出す人が多かったんです。

 当時は深津の“復帰”とファンは大歓喜でした。意外にも朝ドラ初出演だったことも、話題になりました」(女性誌記者)

 深津が連続ドラマにレギュラー出演するのは08年の『CHANGE』(フジテレビ系)以来で、単発ドラマも20年の『最後のオンナ』(テレビ東京系)に出演する前は、11年放送の『ステキな隠し撮り〜完全無欠のコンシェルジュ〜』(フジテレビ系)が最後。映画も、17年の『サバイバルファミリー』が最後となっていた。

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