■不安要素だった「規模縮小」と「続編絶望」はどちらも払しょくされた

「コロナ禍でエキストラが少ないほか、香港やマレーシアで撮影した過去作と違い、和歌山県のテーマパーク『ポルトヨーロッパ』が大半を占めていましたが、しっかりとヨーロッパの雰囲気があって、過去2作に比べても遜色ない豪華な仕上がりとなっていました。和歌山以外も複数のロケ地で撮っていて、役者だけでなくスタッフ一同は本当にいい仕事をしたと思いますよ」

 ちなみに、この『ポルトヨーロッパ』は中世の地中海の港町をモチーフにしたテーマパークで、深田恭子(39)主演映画『ルパンの娘』などでも利用されている有名なロケ地。『コンフィ』ではほかにも福島県や栃木県でも撮影されたことが、パンフレットで明かされている。

「それから今後の可能性についてですが、脚本担当の古沢氏が23年のNHK大河ドラマどうする家康』で多忙を極めるので、すぐには無理でしょうが、成河広明プロデューサーらとの座談会でも続編は“機が熟せば”と否定的ではなく、次回はジェシーやスタアがそうだったように、『英雄編』のゲストだった瀬戸康史(33)や松重豊(58)、真木よう子(39)らが活躍する可能性もある。

 特に瀬戸が演じた“インターポールの狼”と呼ばれる捜査官・マルセル真梨邑(まりむら)については、小日向さんも初日舞台挨拶で“今回の終わり方だと、絶対(続編)あるんじゃないの?”と言及していました」

 初日舞台挨拶で「続編があるとしたら、次はどんな所へいきたい?」という質問にオーストリアのウィーンやエジプトなどが候補に挙げられた『コンフィデンスマンJP』。

 長澤らキャスト一同には、これからも「コンゲーム」で我々を騙していただきたい!

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