■歌手として華々しい活躍も

「大河ドラマについても、圧巻の一言。深津は98年の『徳川慶喜』で天璋院を演じていますが、残る3人が本当にすごい。松嶋は02年の『利家とまつ~加賀百万石物語~』で唐沢寿明とW主演だし、篠原は99年の『元禄繚乱』と01年の『北条時宗』の2作。

 宮沢にいたっては、89年の『春日局』に始まり、今年スタートとした『鎌倉殿の13人』の“牧の方”で実に6度目の出演となっています」(前出の専門誌記者)

 また、松嶋以外には「歌手をしていた時期がある」という共通項もある。とりわけ篠原の『愛しさと 切なさと 心強さと』の知名度が抜きんでているが、宮沢も90年に『第41回NHK紅白歌合戦』に出演し、バスタブに浸かり『Game』を歌う斬新な演出でお茶の間に衝撃を与えていた。

「そんな、いずれも素晴らしい4人ですが、バラエティ番組については扱いにかなり差がありました。深津や宮沢は当時から正統派のアイドル的な存在だったのに対して、篠原と松嶋は“バラドル”としてかなりヨゴレ的な仕事もしてましたからね」(前同)

 まず、篠原の場合は91年から『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)にレギュラー出演。コント中に無理やりキスされたり、「乳ナシ」呼ばわりされたりと、現代のテレビではまずありえない扱いを受けていた。あえて現代でたとえるとすると、朝日奈央(27)や菊地亜美(31)の扱いを10倍くらい酷くしたイメージだ。

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