■ごく自然なSMAPトーク
これに伊集院は「だけど、当時(フジテレビ系『SMAP×SMAP』放送開始の翌年)、バリバリSMAPでしょ?」と問うと、稲垣は「バリバリSMAPですね! 『がんばりましょう』(94年発売)とか歌ってた」と回顧。忙しい自分に「がんばりましょう」と言い聞かせていたと笑った。
これを聞いていた稲垣ファンは、ツイッター上で「ナチュラルにSMAPをトークに混ぜてくる伊集院さんと、ナチュラルに“がんばりましょう”で受ける吾郎ちゃん、なんて高度なトーク。こんなに自由に話ができる場に立ち会えたことに泣けてくる」と、伊集院とのトークを喜んでいた。
稲垣は芸能活動のほかにも、プライベートや趣味について、終始、楽しそうに語っていた。ファンの反響にもあるように、毎回、ゲストに寄り添うトーク術を発揮し、興味深い話を引き出している、伊集院の聞き手としての力量によるところが大きいだろう。
先日、伊集院は3月いっぱいで同番組からの降板を発表している。そのため、番組も終了し、評判の良いゲストコーナーも聞けなくなってしまう。多くのリスナーが指摘しているが、ほかに替わりのいない技量と熱意を持つパーソナリティの退場は、TBSラジオにとって大きな損失になりそうだ。