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小泉純一郎元首相の「自民党批判」息子・小泉進次郎への影響

[週刊大衆2017年05月01日号]

小泉純一郎元首相の「自民党批判」息子・小泉進次郎への影響

 これが現代版の“親子鷹”!? 自由奔放な親父が「自民党はどうかしている!」「日本人よ、目を覚ませ!」と怒、怒、怒!!

「父親のせいで、進次郎の“総理大臣への道”が断たれるかもしれませんよ」 こう話すのは、『民主党の闇』などの著作がある、ジャーナリストの宇田川敬介氏だ。

 進次郎とは“政界のプリンス”小泉進次郎氏のこと。その父親は言うまでもなく、小泉純一郎元首相だが、実は今、この親子間で、ある問題が生じているという。

「ご存じの通り、小泉元首相は、現在の安倍内閣に何かと批判的な発言を繰り返しています。その一方、進次郎は安倍政権配下の一人。つまり、父親が現政権を批判するたび、進次郎の立場は悪化してしまうんです」(全国紙政治部記者)

 過酷な板挟み状態。人気ナンバー1の政治家・進次郎氏も、さすがにキツそうだが、親父はどこ吹く風!? 相変わらず元気に、暴走中だ。そこで今回、本誌は進次郎氏を困らせる小泉純一郎氏の「反自民党のご乱心」ぶりを徹底取材。奇妙な親子関係の実態に迫った――。

 まず、つい先日も息子にすれば“勘弁してよ!”と絶叫しかねないニュースが。日本列島に轟いた。「小泉純一郎氏、細川護煕氏、菅直人氏……歴代の首相3人が結集して、ソーラー発電の催しに参加したんです。千葉県の匝瑳市にある3.2ヘクタール(東京ドームの3分の2程度)ほどの農地に、約1万枚のソーラーパネルを設置することで、300世帯の電気代1年分を賄えるようになる、という計画のパフォーマンスです」(前同)

 そこへ出席する理由は、むろん“脱原発”の主張。エネルギー問題だ。小泉元首相も、「これは、全国のソーラーシェアリングの先駆けとなるのではないか。手本となるように、ぜひとも頑張っていただきたい」と力強くエール。しかし、この行動が“反自民”を如実に体現しているという。「そもそも野党の元首相らと結託して、反原発を叫ぶなんて自民党に喧嘩を売っています」(前出・宇田川氏)

 進次郎氏にすれば、自分の父親が、自分の上司に喧嘩を吹っ掛けたようなもの。それだけではない。

「小池百合子都知事が当時、都知事選に立候補した際も、純一郎氏の“小泉節”が炸裂しています。自民党は小池氏を応援した議員に“除名するぞ”と脅したが、純一郎氏は“あの通達はひどい”さらに、“俺が小池さんを応援したら、進次郎は除名になるんだって”などと発言したんです」(自民党関係者)

 内情の暴露に加えて、あげくの果てには、「自民党はどうかしている!」「日本人よ、目を覚ませ!」と、叫びたい放題。

 むろん、ここまで小泉元首相が現在の安倍政権に牙を剥く理由もある。「もともと第一次安倍政権が誕生したのは、小泉さんの力添えのおかげ。なので、本来、安倍さんにとって小泉さんは恩人のはず。でも、総理の座に就くや、小泉さんが“造反組”として斬り捨てた議員を次々と復党させたんです」(夕刊紙記者)

 小泉元首相にすれば、恩を仇で返されたも同然。怒気は今も噴出中だが、「ご乱心」の理由はそれだけではなかろう。良くも悪くも“目立ちたがり屋”なのだ。

「最近では、ロックバンド『X JAPAN』のYOSHIKIのトークイベントにサプライズ出演して、ご満悦。YOSHIKIのことを“本当の天才!”などと絶賛して、会場を沸かせていました」(芸能記者)

 元気なのに越したことはないが、父親の言動は息子の仕事にも影響大。前出の自民党関係者が語る。「今、進次郎氏はある意味、窮地に立たされています。“人気はあるけど、実力がない”と陰口を叩く党員も増えており、あえて、一番辛い仕事を彼に押しつけている傾向もあります」

 その一つが「農林部会長」の就任だという。「あの役職は、誰もやりたがらない。いわば、JAを解体して“日本の農業を変える”のが仕事ですが、今まで甘い汁を吸ってきたJAが簡単に従うワケがない。進次郎氏の人気があれば世間の後押しもある、ということで期待されたのでしょうが、結局、何一つ実績は残せていません」(前同)

 難しい仕事を背負わせて、結果が出なければ、「実力がない」と烙印を押す。うがった見方をすれば、進次郎氏の評価を下げる計画だったとも言えるのだ。

「さらにこの春、自民党の新・看板政策と言える“こども保険”の導入も進次郎氏に押しつけられました。子どもたちの教育のため、国民に保険料を負担してもらうという話ですが、当然、世間から反発を食らう。年金改革など福祉政策全般、ひいては増税などとも絡んでくるため、誰も手をつけたがらない仕事です」(宇田川氏)

 言い方を換えれば、これはもはや“パワハラ”だ。

「そうした嫌がらせを受ける背景には、父親が“反自民”ゆえの当て擦りがあるとみるのが定石です。だからなのか、実際、進次郎氏は親父の言動を快くは思っていないのでしょう。兄貴の孝太郎の話はしても、決して“うちの親父が……”とは公然と話しません。ただ、地元・横須賀の地盤を親父から受け継いでいるので、悪くも言えませんよ」(前出の政治部記者)

 では、進次郎氏はどのようにして、この困難を乗り越えていくべきなのか。宇田川氏が、こう語る。「小泉純一郎は“自民党をぶち壊す”と言って総理大臣になった人で、事実、“郵政民営化”然り、自民党のいろいろなことを壊してきました。ただ、壊すことはできても、制度などを作ることはできない人。要はゼネラリスト(なんでも屋)で、スペシャリスト(専門家)ではないんです」

 今の進次郎氏に関しても同じことが言えるという。「人気があるという一点だけで、党内で利用されているのです。やはり、何かのスペシャリストにならないと、これからは厳しいでしょうね」(前同)

 人気の上にあぐらをかかず、真の政治家を目指す時期なのかもしれない。その一方、進次郎氏には、まだまだ親父の力は必要という意見もある。政治ジャーナリストの安積明子氏が言う。

「なんだかんだ言っても、進次郎氏にとって、父親の存在は強みになっていると思います。小泉元首相の政界への影響力は依然として大きく、安倍さんもないがしろにできない。特に今の政界は“安倍一強”なので、安倍さんに逆らえない議員が増えています。本来、自民党はさまざまな考えの人がいることで支持されてきた政党なのに、この状態は危ない」

 トップに意見ができない閉塞感を突破できるのは、小泉元首相、ひいては、その息子の進次郎氏だという。「森友学園問題でも、幼稚園児が“安倍首相、がんばれ”と連呼していたことに、進次郎氏はキッパリ“異様だ”と批判的な意見を述べています。こうした自分の意見を言えるのも、父親の力によるところが大きい。やはり、小泉親子はそろって、今の政界に必要な人材と言えます」(前同)

 パワハラにめげず、国難をブチ破ってほしい。進次郎氏の踏ん張りに期待だ!?

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