■不条理なクイズが延々と続くも見ていられる楽しさ
その後に松本が「人間はクイズ出すタイプとクイズ出さないタイプと、掛け布団使わないタイプの３つに分かれてる……どういまの？ 面白かった？」と尋ねると、今度は激しいツッコミではなく、軽く笑いながら「ううん」と首を振るだけ。
そこから松本と一緒に苦笑いしたかと思えば、「じゃあいいっすよ。やるやる」と言い出す松本に「まだやんの！？」と大声で叫ぶ、緩急や動静を巧みに使い分けたツッコミを短時間で何パターンも披露した。
「その後も“ムンクの叫びの豆知識”や“新幹線の男性用トイレにある手すりはこの世で一番汚いんじゃないか？”という話を、松本さんがクイズを出すフリをしてオチまで全部言い切って完結してしまう、というトークが続きました。その後、松本さんが切り出した“静か静かクイズ”は、もう規格外の面白さでしたね」
浜田に対して松本は「静かにしていたらポイントが入る。めちゃくちゃ簡単」と「静か静かクイズ」を切り出すも、クイズを始めた直後に「王貞治のプロ野球時代のホームラン本数は何本ですか？」と問題を出された浜田はふつうに「……８６８本？」と答えてしまい、「ブー！ 静かにせぇや」「言ったよね？ 静か静かクイズって……」と返されて、「わかったわかった。そういうこと」としぶしぶ了承。
「そのまま、実に３０秒も沈黙し続け、しびれを切らした浜田さんが口を開いた瞬間に“ブー！！ 静かにせぇや！！”と松本さんが絶叫（笑）。ポイントは“ネズミ算式に上がっていくんや。喋ったら、ゴキブリ算式に減るで！？”という松本さんの発言に、浜田さんが顔を見合わせて笑いあい、２人のイチャイチャ感が出てしまいましたね」
その後、やはり松本のひっかけにうっかり口を開いてしまった浜田は「何、気持ちどこかに行ってるの？」「来週、何か出るの週刊誌か何か？」という松本のボケに対して「それやったらこんな機嫌よくやってない！」と返すも、松本に「なんで悪いことと自分で決めてるの」と鮮やかなカウンターを返されて浜田も大爆笑。その後に「わかりやすいのにしてくれんかな、せっかくやしさ」の浜田の一声に客席は拍手に包まれ、「二択クイズをやろう」という話の流れになった。
「ここからの流れが、笑えるだけでなく、本当に浜田さんと松本さんのコンビ愛をひしひしと感じるやり取りで、見ていてウルッと来た人も少なくないと思います」
