■実は視聴率も好成績
今回に限らず笹川本部長は「『2001年宇宙の旅』を流しながら宇宙服を着て登場」「『ウルトラクイズ』よろしく“○×”の書かれた壁を突き破って登場」「婦警(景井ひな)と電波ソングを踊るPVを披露しながら登場」など、毎回意表を突いた登場をしているので、これを楽しみにしている視聴者も多い。
ちなみに、21年放送の『シーズン5』最終回では「一連のコスプレやレンタルは自腹で、警察の経費で落とそうとして失敗していた」という事実が明かされ、やはり視聴者の笑いを誘ったという。
「でも、あの脚本でしっかり視聴率をとって今年で10周年を迎えているのだから、とんでもない。
14日放送の『未来への10カウント』の初回平均視聴率が11.8%(世帯)、6.6%(個人)だったのに対して、『警視庁捜査一課長』は10.1%(平均)、5.7%(個人)でしたからね。
いわゆるコア視聴率は低いでしょうが、世帯、個人では裏番組トップの『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の10.1%(平均)、6.5%(個人)とほぼ変わらないわけです。
あれほどフリーダムなドラマの放送を許すテレ朝の懐の広さには、驚かされるばかりです」(A氏)
主演の内藤は「10周年を迎えられたのも、視聴者の方々の応援があったからこそ。みなさんに10年分の恩返しができれば」と思いを込めて今シーズンの公式ビジュアルに「感謝」と直筆の題字を提供している。
《最新シーズンのラストに待ち受けるのは――シリーズ最大のクライマックス!》と銘打たれている『警視庁・捜査一課長』。キムタクの『10カウント』を超える話題作となりそうだー-。