■インタビューで男の本音

 とはいえ、「英雄色を好む」を地で行くたけしが人並み以上に“お姉ちゃん好き”なのは間違いない。過去のインタビュー記事や著作を探ると、こんな発言が。

《女は地位、名声、金でついてくる。昔はもてなかったのにいまや『こんな可愛い子が!』ってのが寄ってくるんだからさ。ホント、夢みたいだよ。電話一本でやらせてくれる女が十代からオバンまで八人ほどいるぜ。でもそういう相手はもうつまんないね》

 これは『週刊現代』の1983年9月10日号に掲載されたもので、「豪快で、男の本音を隠すことなく語っていますよね。だから嫌味がない」(前出の芸能記者)

■コンプラ違反になりかねない発言も

 今ではコンプラ違反になりかねない、こんな発言も。

《女… …どんな女見ても対象として考えるからね。とにかくやっちゃいたいから。なにせ忙しいもんで、飯食って、酒飲んで、くどいている暇がないんだ》(『たけし!』講談社)

 堂々と発言するのもたけし流。

■爆笑ナンパエピソード

 また、嘘か本当か分からない爆笑のナンパエピソードも。

「運転手をしていた付き人によると、車が停車したとき、たけしから“あの金髪の姉ちゃん、かわいいからナンパしてこい”と言われたそうです。ところが実際に近寄ると、それはショーウインドーのマネキン(笑)。付き人はマネキンに話しかけるふりだけをして、車に戻ると“ダメでした”と報告したそうです」(芸能記者)

 ただし、ジョークの中には、こんな金言もある。

《仕事がダメになってくると、どんないい女に会っても面白くない。不思議だよね》(『2001』85年11月号=祥伝社)

 これには共感できる男性も多いのではないだろうか。

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