心の面では、うつ症状が出始める。気力が落ち、睡眠障害が出て眠れなくなる。テストステロンの減少は中高年からうつ病が増える一因になっているのだ。
テストステロンの減少を防ぐにはどうすればいいのか? まず睡眠は非常に重要だ。徹夜をすると劇的にテストステロンが減少する。実験でラットを4日間寝かせずにいたらテストステロン値がほぼゼロに。恐ろしいことに、その後、ラットを寝かせてもテストステロン値は元に戻らなかった。徹夜はうつに非常によくないのだ。

またアルコールもよくない。夕食時にビールをコップ4杯飲んだグループと飲まないグループを比較したところ、前者はテストステロンが2割下がった。またマウスにアルコールを好きなだけ飲ませたところ、翌日のテストステロンはほぼゼロになったという。

男性ホルモンを増やすには筋肉をつけることが大事だ。バーベルを上げるような無酸素運動が適している。ただし! 疲れるとテストステロン値は下がるので、運動もほどほどに。

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2