循環器専門医でもある石蔵文信・大阪樟蔭女子大学教授に、ウォーキングの注意点を聞いた。「ウォーキングは中高年に最もいい運動だと思うのですが、頑張り過ぎないことが大切です。私はウォーキングをするとき、ポケットに小銭を入れて、疲れたら電車に乗って帰ります(笑)」(前同)

 中之条町の調査研究でも、病気の予防効果は一日1万2000歩、中強度活動時間40分で頭打ちになることが分かっている。過度の運動は逆効果なのだ。もう一つ、これからの汗ばむ季節には、半袖、半ズボンでなく長袖、長ズボンで帽子を着用することも心がけたい。「半袖、半ズボンでは水分の蒸発が大きく、太陽の紫外線も体に毒です。また、中高年は喉の渇きを自覚しにくくなるので、歩く前に水分補給をすることも大切です」(同)

 健康になるためと思いつめて取り組むのではなく、楽しく気持ち良く歩いて健全な身心を保つ。“8000歩ウォーク”を、ぜひ実践してみてください!

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2
  3. 3