■初の変身ポーズを披露した第4話

 まず挙がったのが、第4話『サ・ヨ・ナ・ラ地球』。この回で初めてダイゴはしっかりと変身ポーズを披露し、ティガになった。

「ダイゴは腕を回して変身アイテム『スパークレンス』を掲げることで変身するんですが、第3話まではまだ変身ポーズが無かったんです。変身ポーズは子供がマネできるようなシンプルなものですが、やはりそこはジャニーズ。メリハリの聞いた動作が非常にカッコよく、当時から大人気でした」

 第4話に限らずティガはストーリーのクオリティも高く、「星探査船が乗組員ごと未知の発光体に同化されて怪獣化してしまう」「かつての同胞を撃たなければならず苦悩する仲間」「乗組員の家族写真で人間だったころを思い出して同化している乗組員が一矢報いる」と、シリアスながらも24分間に見どころがたっぷり詰まった濃密な回ばかり。

 多くのストーリーはいずれも高い人気を誇り、98年には日本の特撮では初となる、優秀なSF作品や活動に送られる第29回『星雲賞』映画演劇部門・メディア部門を受賞している。

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