■ストーリーの完成度と長野のカッコよさが最高の前後編

 第43話『地の鮫』と44話『影を継ぐもの』の前後編は、いわゆる“にせウルトラマン”の一種である『イーヴィルティガ』に変身する悪役が登場する、ファンから高い人気を誇るエピソードだ。長野の出番も多く、アクションシーンもある。ちなみに、実現しなかったがV6・坂本昌行(49)がイーヴィルティガに変身する歪んだ野望を持つ科学者・マサキケイゴとして出演する案も検討されていたという。

「ロケ地は九州で、いつもとは違う新鮮な画面も楽しい。しかし、それ以上に素晴らしいのが長野の演技です。ウルトラマンを“人類の進化を強制的に導く神”と認識し、“ティガの力が無ければ無力”とダイゴを批判するマサキに対して、 “人としてできることをする!”と立ち向かうダイゴ隊員は最高にカッコよかった。特撮的には、ウルトラマン同士の激闘や、いつも以上に力が入った飛行メカの空撮が見どころです」

 今回のインタビューでも、長野は43・44話の熊本ロケが思い出に残っていることを明かしていた。

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