■『王様のブランチ』で物議を醸した「渡部風船事件」

 2020年12月26日放送の『王様のブランチ』のエンディングでは、渡部とみられる人物の顔が描かれた風船のイラストが空に舞い上がり、破裂するという演出があり物議を醸した。

 これに対し視聴者からは、「いい大人がやることではない」「渡部が不倫で迷惑かけたからとはいえ、やり方が陰湿だろ」といった批判が多数寄せられた。

 2021年1月、ラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)に出演した児嶋は、番組から謝罪を受けたとしたうえで、「イジり慣れていない人がちょっとやっちゃっただけなんですよ」と説明した。

「あれは現場の暴走だったんでしょうが、番組関係者やTBS関係者は日テレで復帰することを選んだ渡部さんに本当に怒り心頭だったといいます。不祥事からの復帰はお世話になっていた番組で、というのが業界の慣例としてあるのですが、渡部さんは日テレを選んだということですよね」(前出の制作会社関係者)

 渡部は日本テレビの『行列』にレギュラーとして出演し、MCも務めていたが、MCは東野幸治(54)やフットボールアワー後藤輝基(47)などと持ち回りで担当していた。

「一方の『王様のブランチ』では、自粛前の時点で約3年半にわたってMCを務めていたわけですから、復帰は『王様のブランチ』でというのが筋のはず。にもかかわらず、『笑ってはいけない』で復帰すると報じられ、TBS関係者からは“こっちだろ!”といった激怒の声が上がったといいます。

 土曜お昼の明るい番組に泥を塗ったわけですし、文春砲直後の『王様のブランチ』ではともにMCを務めていた佐藤栞里さん(31)が涙を流したほどでしたからね。そんな中、日テレで復帰という情報が出て、その時点で『王様のブランチ』、TBS上層部の怒りを買った渡部さんは同局を事実上の“出禁”となり、それは今も、そしてこれからも変わらないと言われています。『王様のブランチ』の“渡部風船爆破”演出の裏には、そうしたTBS関係者の憤怒があったということです」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5