■「あの……動いてみてもいい?」「もちろん」

「ガッキーといえば番宣でも滅多にプライベートな話をせず、私生活がほとんど明かされていない神秘性も人気に拍車をかけていましたが、星野がガッキーのファンからも好かれていることもあるのか、わりと気兼ねなく今回のような話が出てきます。21年12月号の『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)もそうですが、少しずつファンにとってはたまらん新妻・ガッキーの姿が明らかになりつつありますね(笑)」(前出の女性誌記者)

『ダ・ヴィンチ』では「同じ家で暮らし始めた頃、妻が作ってくれた晩ご飯を食べていたとき」の出来事が書かれていた。実は星野には「人と一緒に美味しいものを食べるときに立ち上がって動きたくて仕方なくなる」という衝動に駆られるタイプなのだが、意を決してそれを説明したところ、「あ、嬉しいんだ、いいね」と返されたという。

《人に相談したことがなかったから、この気持ちを言語化したことがなく、とにかく訳が分からない感情で怖いと思っていたのに、初めてその理由を聞かれて咄嗟に出た言葉は「嬉しい」だった。マナーを守り、行儀よくしなきゃと、自分はずっと喜び、嬉しく思うことを我慢していたらしい。

「あの……動いてみてもいい?」

「もちろん」

 私は立ち上がってリビングをぐるぐると歩いてみた。嬉しかった。一緒に暮らす人がいて、すごく美味しくて、すごく嬉しかった。ずっと悪いことだと思って我慢してきたことは、悪いことじゃなかった。

「嬉しそう」

 そう言って妻は笑った》

 と、両者のやりとりがつづられていた。

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