■『鎌倉殿』ではヒロイン!?

「そんなガッキーですが、今年スタートしたNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人』に、気になる動きがあるんです。本作はガッキーにとって初の大河ドラマ出演であることが注目されていましたが、どうもガッキーが演じる八重は“ヒロイン”のようなんです」(専門誌記者)

 NHKの公式ガイドブックでは、新垣は主演である小栗旬(39)の次に紹介されている。

「伊東祐親の三女で、『曽我物語』によると、伊豆に流されていた頼朝と情を通じて、祐親が気づかぬうちに頼朝との間に千鶴御前(千鶴丸)という息子ももうけていた。娘と頼朝の仲を知り激怒した祐親は“源氏の流人を婿にして平家に咎められては大変なことだ”と、郎等を呼び寄せて、まだ3歳だった千鶴丸を簀巻(すまき)にして川に投げ入れ、殺害したと言われています。『鎌倉殿』では第1話でいきなり千鶴丸が殺されたことを暗示するシーンがありました」(前同)

『鎌倉殿の13人』で、八重は義時(小栗)の初恋の相手として描かれており、大泉洋(48)演じる源頼朝とも離縁。現時点では、父である伊東祐親(浅野和之)の家人の江間次郎(芹澤興人)と再婚している。

「序盤での急展開から、ガッキーはこのままフェードアウトしていくのでは、という予想もあったんですが、それではNHKガイドブックの扱いと合わないし、2月13日の第6話に至っても、ガッキーはメインを張っている。この回は、なんと小池栄子(41)演じる北条政子、宮沢りえ(48)演じる牧の方とガッキーが相対する、という超豪華な3ショットが実現しました。

 さらに、同ドラマの時代考証を務めた坂井孝一の著書『鎌倉殿と執権北条氏』では「八重は義時に嫁ぎ、その子の泰時を生んだのではないか」という大胆な推論が述べられているんです。脚本の三谷幸喜にとっても、頼朝の元妻が義時と再婚する、という展開はまたとないドラマになる。今年は、ドラマ方面でも、ガッキーの姿が楽しめると思いますよ」(前同)

 三谷は04年の大河ドラマ『新選組!』でも、「近藤勇、坂本龍馬、桂小五郎が江戸で知り合っていた」という大胆な脚色をくわえているた前例がある。それだけに「八重と義時が結婚する」という展開は、十分考えられる。

 私生活での「結衣さん」、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での「八重殿」。両方の面で長く楽しめそうだーー。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5