■出川のプロ意識の高さをうかがわせる2つの話

『リンカーン』では「約10mの急こう配の坂から落ちてくる炊飯ジャーを額で受け止める」という常軌を逸した企画が行われたが、実はこの場面で出川は「血が出ていたらオンエアできなくなるから」という理由で咄嗟に確認していたことが、15年放送の『水曜日のダウンタウン』(前同)で明かされた。当然ながらスタジオの芸人たちは「カッコいい!」と出川の芸人魂を絶賛したのである。

「似たような逸話としては、若き日の千原ジュニア(47)は熱湯風呂に挑戦するも段取りが分からず、浴槽の枠を掴んだまま動けなくなってしまった際に“ジュニア、手が滑るから気をつけろ”と煽るフリをして、出川がやるべきことを伝えたといいます。まさにプロフェッショナルですね」(前出の女性誌記者)

 また、近年外国人YouTuberや、“語学”に関する職種の人の間で、「出川に注目する人が増えているという。

「『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)でコロナ禍前に放送して人気を博していた『出川哲朗のはじめてのおつかい』で見せていた『出川イングリッシュ』も、あらためて注目されています。思えば、かつては“抱かれたくない男ナンバー1”だった出川が人気者になった理由の1つがこの企画からも受け取れます」(前同)

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