熱戦が続いている北京オリンピック2022。
2月11日には、男子ハーフパイプの決勝戦で、平野歩夢選手(23)が金メダルを獲得。2月13日には、スピードスケート500mで高木美帆選手(27)が銀メダルを獲得と、日本人選手の活躍も目立っている。
その一方で、今大会は前代未聞のトラブル続きとなっている。2月8日に行なわれた男子フィギュアスケートで、羽生結弦選手(27)はショートプログラムの冒頭で、リンクの穴に引っかかるという不運に見舞われた。一部メディアでは、リンクの穴を作ったのではないかと疑いを向けられた選手に、殺害予告がされているとも報じられた。
2月14日18時30分から行なわれた会見で、羽生選手は「ショートプログラムのときに氷に引っかかり、ちょっと不運なミスだな。悔しかったというのはあります。でも本当に滑りやすくて飛びやすくて、気持ちのいい会場で、気持ちのいいリンクでした。この場を借りて感謝したいと思います」と語った。
2月7日に行なわれたスキージャンプ混合団体では、高梨沙羅選手(25)をはじめとして5名の選手がスーツの規定違反で失格となった。
「高梨選手は、スキースーツの計測で失格となってしまいましたが、2月14日に共同通信は、機材責任者であるフィンランド人男性、ミカ・ユッカラ氏の主張を報じました。ユッカラ氏は“ルール通りに通常の手法で検査が行なわれた”と主張しているようで、高梨選手が言っていたような、通常とは異なるシチュエーション――スパッツを脱がされたり両手を挙げた姿勢を維持することを求められたりしたという報告とは異なる見解になっています」(夕刊紙記者)