■どデカい花火が打ち上げられる?

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「小栗さんの社長就任話がなくなりそうだというのは、彼どうこうの話ではなく、会社に今後新たな展開があるからだといいます。まず大きいのはコロナ禍。同事務所には俳優だけではなくミュージシャンも所属していて、音楽事業も展開していましたが、そちらはなかなか厳しいといいます」

 コロナ禍においては、コンサートやイベントなどが従来通りには行なわれず、歌手やアイドルグループは活動すらままならない状態で、そうしたエンターテインメント事業をメインに行なっていた企業は軒並み大打撃を受けている。

「芸能プロダクションはどこも厳しい状況が伝えられていますよね。ただ、それ以上に映画畑でやってきた山本氏が“大きなことをしたい”と掲げていることが大きいとも聞こえてきています。同社は大手企業に身売りする、傘下に入るにでは、という噂も出ていますが、その裏には、山本氏のどデカい花火を打ち上げる計画があるのかもしれません。山本氏と言えば、芸能界ではプロダクションの代表というより、製作の人、映画プロデューサーというイメージが強い方ですからね。

 大手企業の傘下に入るとなれば、小栗さんが社長に就任するという話も立ち消えになってしまうでしょう。代表権のない取締役というのはあるのかもしれませんが……。ハリウッドのように俳優のための労働組合を作りたいという思いもあったという言われる小栗さんですが、そうしたことの実現も含めて、彼自身にも今後、大きな展開が待っていそうです」(前同)

 周辺に大きな激震が起こりそうななか、小栗は主演を務める大河の撮影に邁進していくのだろう――。

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