■「本気になるの遅かったでしょ?」

 野田が売れるまでに時間がかかったことに「本気になるの遅かったでしょ?」「(こっちは親に内緒で始めて)いきなり本気だから!」と笑いながら話す姿を、スタジオで観ていたバカリズム(46)に「意外と嫌な先輩!」と酷評された田中だったが、田中はなまじブレイクが早かっただけに悩みも多かったことを明かした。

「アンガールズがテレビに出始めたのは、時期的にアンタッチャブルが売れたのと同じころでした。しかし、アンタッチャブルの方が6年ほど芸歴が上。そのせいで田中は苦労したといいます。

 似た例では、デビューとブレイクがほぼ同時だったオリエンタルラジオキングコングも下積みがない状態でスゴ腕の芸人たちと一緒に仕事をしなければならず、大変に苦労した、という話をよくしています。アンガールズも同じだったんですね」(前同)

 田中は「そういう人らと俺らは横並びで出る。つらいよ、本当に!」としたうえで、今回芸歴の長さを知るまで、野田ら若い世代についても、

「みんなすごいできるって感じるのよ」「芸歴浅いのにできてたり……」

 としていた。このトークに野田も「分かります」と何度もうなずき、自分と同い年で社会人経験のあるコンビのニューヨークを例に挙げ。こう話した。

「(ニューヨークとは)芸歴で言うと7年くらい違うんですよ。じゃあ、社会人の時も面白かったのってことになってくるじゃないですか。7年分、いまこんなに面白いってことは。7年俺は、サボんなかったんですよ。ニューヨークの何も……芸人やってなかった7年分サボった記憶はないんですけど」

「 ずーっと全力でやってた……。全力疾走でお笑いやってて……。同い年の芸歴7年低い人間が自分と同じもしくはそれ以上のものが見えてるから。お笑いに対して……

 と語っていた。

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