2月4日に公開されるやいなや、たちまち大変な話題になった映画『大怪獣のあとしまつ』。ジャニーズの人気グループ・Hey!Say!JUMPの山田涼介(28)が主演、土屋太鳳(27)がヒロインを務め、東映と松竹が合同配給。いまだかつてない「怪獣を倒した後、どうそれを処理するのか」という物語を描いた作品には、多くの特撮ファンの注目が集まっていた。
「話題になっているというのは……いわゆる“酷評”があまりに多いからですよね。映画サイトのレビューは凄いことになっています。“期待を裏切られた”と感じた人たちの感想を発端に、“ヒドすぎる映画だ”という評判がSNS上で広まってしまっています」(女性誌記者)
SNS上には、「大怪獣のあとしまつ観たんだけど途中から思考停止しちゃったねwww ただ、ちょろっとだけだけど笑ったところもあった」「大怪獣のあとしまつはシンプルに面白くなかったです すごい映画でした」「120分くらいの映画だったけど、『このシーンいる??』ってシーンが120分くらい続いた」「終始滑り倒してる」「この映画のあとしまつは?」といった厳しい意見が多数寄せられている。
まさしく“世紀のクソ大荒れ”とも呼ぶべき惨状のレビュー。ただ、「大怪獣のあとしまつ、普通に面白かったし、全く退屈しなかった」「(怪獣の処理について)日本の国の問題として内閣が関わってる所が面白かった」と、映画を純粋に楽しんだ人たちももちろんいる。
2月15日、同作の満員御礼舞台挨拶に登壇した主演の山田は、「いろんな声が飛び交っているのは耳にはしています……」と、厳しい意見が出ていることについて言及。また、監督・脚本を務めた三木聡監督(60)は、「過激な作品だったと思うし、激論が巻き起こった」と、封切後の反響について触れていた。
『大怪獣のあとしまつ』を鑑賞した映画ライターはこう語る。
「映画全体に関しては、セットや特殊効果、CGが豪華でしたね。あとは、2005年の映画『亀は意外と早く泳ぐ』の監督である三木監督らしい、ゆるいギャグと掛け合いが生かされていたな、と……。
そして、“つまらない”“世紀の駄作”と炎上し話題になっている同作ですが、山田さん、土屋さんには素晴らしいシーンがありましたよ」