■総合型と専門型の業者選び
また、買い取り業者には、中古品ならなんでも買い取る総合型と、ジャンルに特化した専門型がある。
「総合型の多くは、査定の基準が決まっているので、どの業者に持ち込んでも、買い取り価格に大差はないでしょう。“家に置いていても、しかたない”と割り切るならオススメ。一方で、分野ごとの目利きが査定する専門型は、品物の価値を見極めるので、思いがけない高値がつくこともあるんです」(同)
業者選びには、他にもポイントがあるようだ。
「出張や宅配買い取りの査定を頼むときは、無料か有料かを確認しましょう。宅配買い取りでは、送料や段ボール代、お金を受け取るときの、銀行の振込手数料がかかるかも重要です」(前出の女性誌編集者)
次に、ジャンルごとに売却のコツを探っていこう。まずは家電から。整理収納アドバイザーの伊藤まき氏は、「どの家にも、使っていない“流行家電”があるはずです」と言う。
「今なら布団クリーナーや布団乾燥機、炭酸水メーカーなどですね。流行だからと買ってみても、3日坊主で続かないことが多いんです。家電は使用感や状態が重要で、発売日に近いほど高値がつくので、使わないなら早めに売りましょう」
しかも多くの家電は、購入後6年たつと、値段がつきにくくなる。だが、中には思いがけないお宝も。
「テレビの処分時に捨てがちなメーカー純正リモコンです。正規に買うと高く、汎用品は使い勝手が悪い。付属のリモコンを壊したり、紛失したりした人が探しているんです」(和田氏)