■「『ジャニーズ初受賞』の文字にモヤモヤな思いが込み上げて来る」

 さらに今回、岡田がブルーリボン主演男優賞を「ジャニーズで初めて受賞した」という報道が各社によって行なわれているが、不自然なほど、どこにも前年度の同賞受賞者である草なぎの名前はない。

 前述の日本アカデミー賞の授賞式を巡る“木村拓哉ノミネート辞退”話からも分かるように、草なぎ、香取、稲垣の3人とジャニーズ事務所の溝は、彼らが退所して4年以上経った今も、とてつもなく深い。

「草なぎは『ミッドナイトスワン』で第63回ブルーリボン賞の主演男優賞、第44回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞をW受賞しているんです。同作品は中規模予算の映画で、大手のバックアップがあったわけでもなかった。そんな中、“面白い”という口コミがどんどん広がり、興行収入10億円に迫るような大成功を残し、草なぎも大きな名誉を手にした。

 数年前までSMAPという国民的アイドルグループのメンバーとして、ジャニーズのど真ん中で活躍していた草なぎが、日本を代表する2つの映画賞で受賞したことにインパクトがあった。なのに、”今回、岡田が『現役ジャニーズ』では初受賞”と言われても、心情的には“草なぎが先に受賞しているのに……”と思うファンがいてもおかしくはないでしょうね」(前出の夕刊紙デスク)

 SNS上にも、「岡田准一さんが#ブルーリボン賞を受賞された…おめでとうございます 仕方ないけど『ジャニーズ初受賞』の文字にモヤモヤな思いが込み上げて来る」など、一部のファンからは、草なぎのブルーリボン賞主演男優賞受賞がなかったことのように感じられる報道に、複雑な心境が寄せられていた。

 今後の映画賞にも、『新しい地図』と現役ジャニーズの“共演NG”が、大きな影響を及ぼしていくのだろうか!?

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